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【書評】独白するユニバーサル横メルカトル
独白するユニバーサル横メルカトル平山夢明2009年1月20日1 初版1刷発行光文社文庫 この本に出会って平山夢明を知った。表紙とタイトルに惹かれて購入したわけであるが、「ユニバーサル横メルカトル」が何なのかまったくわからず、読んで地図のことであると... -
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【書評】ぼっけえ、きょうてえ
ぼっけえ、きょうてえ岩井志麻子2002年7月10日1 初版発行角川ホラー文庫 「ぼっけえ、きょうてえ」その独特なタイトルに惹かれた。そしてその言葉が「とても、怖い」という意味であることを知って、何やらこの小説はすごいぞ、と思って読んだのを覚えてい... -
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【書評】白い部屋で月の歌を
白い部屋で月の歌を 朱川湊人2003年11月10日 初版発行角川ホラー文庫 僕が大阪に住んでいた時、よく1DKの狭いマンションの一室で、1人でよくタコパをしていた。その頻度は1週間に1回はコンスタントに行っていて、20個穴のあるたこ焼き機で、2周回して40個... -
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【書評】湘南人肉医
湘南人肉医 大石圭 2003年11月10日 初版発行 角川ホラー文庫 大石圭作品で初めて読んだのがこの作品で、この作品の事は今でも鮮明に覚えている。なぜなら、僕が高校生になって初めて読んだ作品であるからだ。徒歩登校の中学校から、電車登校の男子校に生活... -
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【書評】黒い家
黒い家 貴志祐介 1998年12月10日 初版発行1 角川ホラー文庫 この物語にお化けは登場しない。ただし、やけにでかい包丁を振り回す女が登場する。それが、猛烈に怖い。きっと彼女の持つそれが例えば「人参」であったとしても、その諧謔的な要素が恐怖を増大... -
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【書評】リング
リング1鈴木光司1993年4月24日 初版発行角川ホラー文庫 僕が「リング」に出会ったのは原作よりも、映画2の方が早かった。僕の叔母が結婚してすぐ、団地で暮らしていた時のこと。まだ小さい僕は母に連れられてその団地に遊びに行った。2LDKの間取りの一室で... -
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【書評・考察】江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者
江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者江戸川乱歩2004年7月20日 初版1刷発行株式会社光文社 江戸川乱歩との出会いは、小学校低学年くらいの時、父の書斎でのことだった。何か面白い本はないかなと父の本棚を探索していた時に、ポプラ社の少年探偵団シリーズ... -
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【書評】夏と花火と私の死体
夏と花火と私の死体乙一2000年5月25日 第1刷発行集英社文庫 乙一という小説家を知ったのはたしか、僕が男子校生であった時分、女子校生の女友達と目黒の寄生虫博物館を楽しんだその帰り道である。好きな小説の話をしたとき、彼女が教えてくれたのだ。彼女...
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